マイナス発想が”不調”を呼び込む

マイナス発想が”不調”を呼び込む
人生は「山あり谷あり」といわれる。誰でも体調のいい時、よくない時があり、仕事にしても、
何もかもうまくいく時と何をやってもうまくいかない時がある。
物事を考えるとき、プラス発想(ネアカ)か、マイナス発想(ネクラ)かということである。
いつも明るく前向きに物事を考えられる人=プラス発想の人は、好調を長く持続できる。
暗く否定的、悲観的に考える人=マイナス発想の人は、不調の時が多いようだ。つまり、
好調の時が多いか、不調の時が多いかは、実は「プラス発想か、マイナス発想か」によるものと言っていい。
マイナス発想を断ち切り、次々と問題を発見・解決できるモノの見方、考え方をする。

1.否定的な考え方からは何も生まれない。・・・・「できない理由」を探していないか
わが身の不幸を嘆いたり、不利だということを認めたりしても、それがいったい何になるだろう。
問題は、不利な点にあるのではなく、「だから〇〇できない」と思い込んでしまう””考え方”にあるのだ。
「不況=売れない」とマスコミが騒いだとしても、そのマイナスの暗示をどんどん広げてしまい、
諦めの原因となっているのは、実は自分自身の”心の中”に潜んでいるマイナス発想なのである。

2.毎日の過ごし方、発想の持ち方で人生が決まる・・・与えられた環境・条件の中から学び続ける姿勢を
維持できるか成功事例は分析すると、びっくりするような結論に出会うことはあまりない。
むしろ、「基本に忠実だった」 「当たり前のことをキチンと実行した」などの結論が多い。
要は、似たような環境の中でプラス発想の行動ができるかどうかである。
内面からにじみ出る魅力は、毎日の過ごし方、心の持ち方に左右される。
長い間の「過ごし方」で、自身が表情や目の輝きに表れている人と、そうでない人に分かれるのは、
中年以降の同窓会で証明されている。

  幸せになれる人の共通要素    不幸を招く人の共通要素
 ●プラス発想   ●マイナス発想
 ●自発的である   ●受身である
 ●鑑識眼をもつ   ●無知である
 ●問題中心的である   ●自己中心的である
 ●手段と目的を識別する   ●ピント外れである
 ●創造的である   ●無力感をもつ
 ●柔軟である   ●柔軟でない
 ●謙虚である   ●傲漫である
 ●よい仲間をもつ   ●悪い仲間をもつ
 ●頭が整理されている   ●頭の中が混乱している


3.他人と比較して劣等感を持つのはつまらない・・・・失敗を恐れ、チャレンジを止める決断ほど楽なものはない
焦るのは禁物。クサるのはもっとよくない。ヤケを起こしたり、怠けたりしたら、その姿があなたの「評価」
になってしまい、「本来のあなたが理解されない」という残念な結果になってしまう。
たまたま身近にいる人と比較するからいけない、世の中には自分にできないことを、いとも簡単にやってのける
人が大勢いるのは当たり前、他人と比較するより「自分にしかできない”何か”」を探すことだ。

4.基本からやり直すことをバカバカしいと思うな・・・・”手抜き”は一時的には楽だが、邪道が長く通用する
はずがない基本を「当たり前のこと」「分かりきったこと」とバカにして手抜きをしてごまかそうとすると、ます
ますひどい目にあって自身を失うだけだ。初心にかえって、若いうちに基礎を固めておけば、後々楽になる。
心無い同僚や先輩の雑音にペースを乱されることなく、自分のペースでじっくりと「仕事に打ち込み、
とにかく基本をやり抜く」のが第一である。その頑張っている姿が、あなたの「評価」になるのである。

5.「最善を尽くしている」と思ったら危険信号・・・・「もっといい方法が見つかるのではないか」だけが前進の
パワー多少はお粗末な結果と知りながらも、「これしかやりようがない」「こんなもんだ」で済ませてしまった
ばかりでは、進歩がないだけではなく、いつしか結果がお粗末であることにすら気づかなくなってしまう。
「前例がない」からこそ何か新しいものが生まれるかもしれない。「前にやってダメだった」が、今は状況が
変わっているからひょっとするといいかもしれない。このような柔軟で創造的な発想を忘れてはならない。

6.「支持待ち族」は考えることを止めた「マイナス発想族」だ・・・私はこうしたい(このほうがいい)という
考えを示せ「他人はどう思うだろうか」と他人の目ばかりを気にするから、積極的な提案に尻込みしてしまう。
自分の考えを述べる時でさえ、「どうしましょうか」という他人任せの言葉しか出てこない。
若手社員といえどども、自分の考え、判断、優先順位などの基準を示し、それから上司の判断を仰ぐべきだ。
そうすれば、いずれ的確な判断を下し、自分から行動を起こせるような人材になれる。

7.非難・中傷をやめ、自分の問題として考える・・・・「自分が正しい」と主張することだけでは、何も解決しない
問題が発生した時に、「誰が悪いのか」「どこの部署の責任か」を追及することに、意味はない。職場は裁判所
ではないのである。肝心なことは、同じような問題が発生しないようにするためには、どうすればよいのかを考
えることである。
職場の問題は、たとえどんな問題であれ、一人ひとりが、それぞれの立場で、
「自分の問題と考え、解決してみせる」という覚悟を持たなければならない。

8.マイナス発想を誘う”雑音”は反面教師として活かせ・・・・アフターファイブの”雑音”はこうしてかわせ
とかく、アフターファイブの自由な場では、否定的な考え方、グチのオンパレードになりがちだ。
建設的な内容を含んでいないような話であれば、安易に同調せずに、距離を置くことである。
若いからといってまわりに遠慮しすぎることはない。納得がいかない”雑音”を聞いた時には、堂々と
「納得がいきません」と言い切り、自分の考えをハッキリと示すことが必要なこともある。

9.”スランプ”は、深みにはまる前の努力で脱出できる・・・・「いつも不調の連続」はありえないと明るく考える
どんな逆境も回り道も「決してムダなことはない」という信念を持ち、必ずきっかけをつかんで波に乗れるという
自身をもつことだ。クサったり、焦ったりするから、きっかけが見えなくなるのである。
「これだけやったのだから結果は後からついてくる」と言い切れるまでやり抜く。スランプだから力が入らない
などと言わず、「いい加減なことをして後で悔いが残るようなことだけはしない」という心構えが必要だ。

10.「仕事に追われている」という意識を捨てろ・・・・「人手が足りない」と泣き言を言ってもはじまらない
「ゆとりさえあれば」「雑用さえ入らなければ」「仕事に専念できれば」と、うまくいかない原因を”忙しさ”の
せいにしてしまうことはめずらしくない。しかし、それを解消するのは自分自身しかないのである。
「忙しい」といっても、「どんな仕事にどれくらい時間をとられているのか、どうすればよくなるのか」さえ
分からないケースが多い。頭を冷やし、現状を知るのが、「ゆとり」づくりの第一歩である。

11.「ゆとり」はこうして自分で生み出せ・・・・・「作戦タイム」はムリヤリにでもひねり出す価値がある
どんな忙しい人でも「作戦タイム」を生み出せないはずはない。工夫の仕方はいくらでもある。
初めはわずかな時間でも、それが土台となり、次第に大きな成果へと結びついていくものである。
「困った」と頭を抱えるほど状況が悪い時、低調な時こそ、「今、何をなすべきか」をじっくり考える時だ
とにかく全体を見て、流れをチェック、優先順位、取捨選択、アクションの手順などを考えることだ。

12.プラス発想で問題発見・解決にのぞめ・・・・・「問題はない」などと言える職場があるはずがない
「問題はない」は論外だが、ビジョンの不足や業界の体質など「容易に解決できそうもない大きな問題」を
持ち出すだけの人でも、現状を改善することはできない。
プラス発想で、本当に問題を発見・解決できる人とは「大きな問題を踏まえた上で、身の回りの問題、
基本的な問題を発見できる目を持ち、それを段階的に、足元から解決していく人である。

13.「当たり前」という意識が問題発見の目をくもらせる・・・「急がば回れ」で、初心に戻ってしっかり基本を
確認するとにかく問題意識を持って動くことだ。頭の中だけで考えたり、人の言うことを鵜呑みにしたりする
のでは、興味も湧かないし、アイデアも生まれない。ベテランが見逃すような問題点に若手社員が気づくこと
もよくあるのだ。問題意識という表現には、かなり否定的、悲観的なマードがある。もっと明るい気分で、
モノを見たり、聞いたりして気づくことだ。「もっと楽しく、楽に、速く、美しくする方法はないか」という視点であ。

14.問題に気づいたら自分なりの仮説を立ててみる・・・受身では”あるべき姿=理想”への挑戦はできない
提案が他人の借り物では自信も情熱も持つことはできない。
だからすべての中途半端で魅了に欠け、説得力もなく、協力も得られず、うまくいかないことになる。
自分なりの「こうすればよいのではないか」という仮説が必要だ。
忙しい人に限って、いろいろ問題を抱えながら、それを解決できない状態にある。その人たちに共通している
のは「忙しさにわずわらわせて、頭が混乱していること」だ。まず、頭を整理することが大切だ。

15.抽象的なもっともらしい解決策でごまかすな・・・予想される障害を克服する工夫がなければ真の解決策
ではない行動計画を立てる際の一番のポイントは、いろいろな障害、できない事情をどのように克服するか
明示することである。 その障害を克服することが、マイナスをプラスに転換する発想である。
とかく予想される障害を前に、「自分は一人、相手は大きな組織」という無力感、敗北感をもってしまう。しかし、
どんな組織の変革も、たった一人の発想、着想からスタートすることが多い。

16.計画どおりにいかないからと諦めるな・・・・すべてが予測どおりにはいかないのが当たり前
思わぬ障害に出くわしたなら、そこで諦めてはならない。「行動して初めて分かる」こともあるし、
「状況が急変する」こともある。一つの問題が解決したら、また次の問題が発生する。職場は、
「問題解決の連続」である。すぐに解決できないような問題に対して、具体策の名案がどうしても
思い浮かばない時は、保留にしておくのも一つの手だ。無理にこじつけるよりも、「思いつかない」
ことを認めて、考えつづけることが真の問題意識だ。

17.行き詰ったら原点に戻って考え直す・・・・・そもそも何の問題を解決しようとしたのか思い出せ
うまくいかない、行き詰ってしまうというのは、真剣味が足りないというだけではない。
ちょっと思考の軸をずらしてみると、「なんだ、こんなことにどうして気がつかなかったのか」と打開
できることが多い。先入観、心のこだわりが、問題に対する”受信能力=感性”を鈍らせてしまう。
自分の立場からだけの視点を改めるためには、素直な気持ちで、建設的に他人の話に耳を傾け
ることが欠かせない。

18.波に乗れ、だが謙虚な心も忘れずに・・・・・問題解決は、自分を変え、成長させることだと思え
うまく問題を処理できた人は、順調に仕事を進めている人は、「それがどこまで自分の力なのか」
を見きわめて、決して過信に陥らないように注意しなければならない。 問題の発見・解決を進め
ていくプロセスで「自分がアクションを起こさなければ、どうしようもない」ということが理解でき、
「自分は本当に何をすべきなのか」をプラス発想で考えられるようになれば、一人前だ。