私が今年最初に読んだ本

私が今年最初に読んだ本

「人はみな幸せになるために生まれてきた」
答えはすべてあなたの中にある・・・なりたい自分に出会うための10章
James Allen The Life Triumphant

私はこの書を元旦に読み、人生の目標として「満ち足りた最高の人生」を
おくることができるよう実現に向けて行動しようと決心しました。  2021年 元旦

1章.信じる心と勇気
○人生の高い目的
いつも、真実と向き合っていること。
たとえ遠回りをしても苦労を重ねても、知恵を深め、心から歓びに到達すること。
そして、心の内なる敵を最終的に克服し、最後までも打ちのめされず、投げ出さない
こと。
○人生は、生きることを学ぶ学校
自ら望み、深い知識と自身にあふれるまでに成長した人は、もう未熟な不運な人生を
生きることはない。思慮深い正しい判断で、穏やかな人生を生きるようになる。
○信念は知識に先行する
善に基ずく「不滅の正義」、その「公正な普遍の法則」への揺るぎない信頼が、
人生の成功を導く鍵。
○信じる心が自分を守る
道がどんなに険しく暗そうに見えても、信念を持つ心は、その先に明るい兆しが
待ち受けていることを期待します。自由と光の目的地をかなたに見ているからです。
○愚かさを知らないのは不運の始まり
人生にうちのめされているのに、それに身を任せている人がいます。
よく考えもせず、誰かのせいで、何かのせいでひどい目に遭っている、
と口にする人もよく見かけます。
○失敗は、より高い理想の実現のためにある
誰でも、失敗の憂き目を見ることはあります。でもそれは、より高い理想にあなたを
導くためのステップなのです。失敗は、それまで自分が描いていた理想を、より洗練
された実現の方向に描き直すためにある。人生は、不成功のまま終わることはない、
そもそも人生に失敗などない。
○信仰は信念ではない
貧困や苦難などの厳しい状況の中でも穏やかさを保ち続けるには、動物的な勇猛さ
よりも毅然とした気高い勇気が必要です。  それは、相手を圧倒する強さとは別の、
自分自身を律する強さです。その毅然とした精神の強さは、信念とともにある。
「信じる」という意味で、信念と信仰を混同する人がいますが、単なる信仰は、
人生の役に立たない。

第2章  誠意と強さ
○美しい特性ほど強いものはない
気高く善良であるためには、精神的に強く、自由で、自立した人間でなければ
なりません。     「優しさ」「純粋さ」「忍耐強さ」を育むことがいかに大切か。
人として道徳的な資質と、冒しがたい尊さに対する高い感性を活かすことほど、
人生の勝利に必要なものはありません。
○自分のすべてを良い方向に活かす
自分に備わったすべての機能と能力、そしてパワーに価値がある。それらを
充分に活かすことが、自分に知恵と気高さをもたらし、幸せを創っていく。
自分を活かしきれない生き方。その愚かな過ちが、不運な人生を創ってしまう。
○自分を殺さず、相手もつぶさず
○誰もが自由な意思に従う権利がある
経験的なことしか信じない不可知論者、神の存在を否定する無神論者、仏教徒
にクリスチャン・・・。世の中には、さまざまな思想がありますが、そもそも人は、
何を選んでもよいのです。強く自立した人として生きたいのなら、気高く寛大な
心であらゆることを受けとめていくことです。
○自分を動かして扱うのは自分自身
自分の弱さは、自分で克服するしかありません。その弱さと不運をまねいている
のは、自分自身の利己心だからです。度を超した欲望、不当な願い、歪んだ自己愛
自分への哀れみ・・・・・。こうした思いや感情を自分に許してしまわずに、毅然とした
意志と強さで消し去らないといけない。
○自立した強さは、自分に厳しく人に優しい
無知と過ち、利己主義で筋の通らない考え方を克服していけば、自分の思いに
忠実に生きていくことができるようになる。自立した本当の強さとは、人に対する
思いやりと自分への厳しさをあわせ持つことで、築かれていく。
 ○あなたの誠意に、人は応える
あなたが誠実であれば、その誠意が人の心に響きます。敵視してくる相手にも
温かい気持ちで接することを心がけ、友人がその場にいなくても、友情を守る気持ち
を大事にしましょう。
 ○欺かない心が、本当の自分を守る
儒教の教えに、「五常」と呼ばれる「人が常に守るべき五つの徳目」・・・・・・・
「仁・義・礼・智・信」があります。誠実であることは、そのうちのひとつ、
「信」(欺かないこと、偽らないこと、忠実であること)に通じます。
「信なくば最善のおこないも価値を為さず、徳らしきものは偽善に過ぎず。光輝を放つ
高貴な者の行いも、些細な私情の息吹に、束の間の夢と消える・・・・」
気高い人は、余計なことを口にせず、寡黙に自分を守っていますが、
心がざわついている人は、たちの悪い言動に際限なく時間を費やします。
○誠意が人の心をつかみ、成功を勝ち取る
誠実な人は、自分を恥じるような言動に走ることはありません。何が明るみに出ても、
まっすぐな精神であれば、自信を持って毅然とした態度でいられるでしょう。
そのような人は、どんな仕事に就いても、順調にやり遂げるでしょう。うまくいくのは、
媚やへつらいで、人を惹きつけるせいではありません。誠意が人の心をつかみ、
信頼も信用も、称賛も勝ち取ることになるからです。
本物の強い精神に必要な要素は、「勇気」「自立」「誠意」「寛大さ」「思いやり」の五つ
の美徳です。これらがなければ、真の自由と歓びを知らない揺らいだ心のまま、人は、
その場の状況によって姿かたちを変えられる粘土細工のような存在になるでしょう。
この「五つの美徳」を心に抱いて自分の道を歩んでいけば、その先には、「人生の勝利」
と呼べる喜ばしいゴールが、一歩一歩近づいてくることでしょう。

(以下は各章にリンクしています)
3章.エネルギーとパワー
4章.幸せとセルフコントロール
5章.シンプルで自由な人生
6章.正しい考えとやすらかな心
7章.穏やかさと豊かな源泉
8章.エネルギーとパワー
9章.人生の勝利に向かう人
10章.人生の勝利を導く知識